手作り結婚指輪のお手入れマニュアル
結婚指輪を手作りして完成したあと、お手入れが必要になることを知っていますか?
あまり状態は気にしない方は、これらお手入れも必須ではないものの、できるだけきれいな指輪をつけたい方は、なるべくその手作り結婚指輪のお手入れをやることをおすすめします。
その方がきれいな状態を長く保て、完成した直後のような光輝く指輪を身につけられますよ。
▼目次
手作り指輪のお手入れ
手作り結婚指輪のお手入れというと、なにか専門的な道具や技術が必要なのかと思うかもしれませんが、基本的なお手入れにそのようなものは一切必要ありません。
ほとんどの方が自宅で気軽にできるメンテナンスとなります。
どうすればいいかというと、ただ拭くだけでOKです。
これだけでお手入れになるのか、疑問に思う方も多いでしょう。
しかし指輪にとってこれは大事なメンテナンスになります。
日常生活の中で、手はいろいろなものを触りますし、水気に触れることも多いでしょう。
そして手作りして完成した結婚指輪は、24時間つけっぱなしという方も多いですよね。
そうなると、その指輪にはいろいろな汚れがどうしても付着します。
その汚れの中には、手の脂も含まれます。
手の脂は場合によっては金属を変色させることもあるため、それがずっとついたままになるのは、あまりいいことではありません。
手作り指輪の基本的なお手入れ
これらいろいろな汚れを落とすために有効なのが、その指輪を拭くというお手入れです。
拭くときは柔らかい布を使うのが基本です。
水気やひどい汚れがついているときはこの布を2枚用意し、まず片方で軽くそれらをふき取り、その後もう1枚で改めて拭くというお手入れでもOKです。
これが非常に基本的な手作り結婚指輪のお手入れとなりますが、拭くときはとにかく優しく拭くのが基本となります。
金属製の指輪ですから、強くこすっても問題ないように思うかもしれませんが、実はそうではありません。
金属製の指輪でも強度は素材によって変わりますし、強度に関係なく、どんな金属製の指輪でも強い力や圧力がかかると、傷や変形の原因になります。
お手入れの目的はその手作り結婚指輪をきれいな状態に保つことですから、汚れだけをしっかり落とし、それ以外には影響がないよう、柔らかい布を使って優しく拭いてください。
これが基本的なお手入れとなりますが、どれくらいの頻度でこれをやるといいのでしょうか?
頻度に決まりはないものの、その指輪の状態にかなりこだわる方や、比較的お手入れが必要になりやすい繊細な素材で作られている結婚指輪の場合、1日1回はこのお手入れをするのがおすすめです。
また、ひどくその指輪が汚れたと思うときは、その都度このお手入れをすると、その指輪をきれいな状態に保てます。
それほど手間のかかるお手入れではありませんから、いつでも指輪を拭けるよう、専用のメガネ拭きを常備し、持ち歩いておくと安心です。
手作り指輪の特別なお手入れ
これが基本的なお手入れとなりますが、ひどい汚れがついたり、その結婚指輪が完成してからかなり期間が経ったりすると、手作り直後の輝きがなくなり、布で拭いてもきれいにならなくなることも多いですよね。
そんなときはどうやってお手入れすればいいでしょうか?
そのときは指輪を水や洗剤などで洗うというお手入れが有効です。
拭くだけでは落ちなくなった汚れも、洗剤を使って洗うときれいに落ちることもあります。
洗い方は浸けこみ洗いとなり、普通の食器のように洗剤をつけたスポンジでこするといった洗い方はしません。
指輪が十分につかるだけの水があれば十分ですから、ちょっとした容器に水やぬるま湯を溜め、その中に一般の中性洗剤を溶かしたあと、指輪をしばらく浸けこんでください。
これだけで汚れが浮き、流水で洗い流すだけで汚れが落ちることがあります。
もし汚れが落ちなくなったら、このような浸けこみ洗いを試すのが基本的なお手入れとなります。
真珠やエメラルドなど、水気に弱い一部の宝石がついていない指輪なら、このような洗剤も使った水洗いができることも多いですから、覚えておくといいでしょう。
手作り指輪の特別なお手入れお手入れの注意点
これまでご紹介してきたのがよく行われる手作り結婚指輪のお手入れとなりますが、逆に注意したいお手入れもあります。
それが研磨剤で磨くといった方法です。
その手作り結婚指輪の輝きが曇り、布で拭いても汚れが落ちなくなったら、研磨剤をつけて磨くという方法は、金属製品では行われることもよくありますよね。
研磨剤をつけるとその汚れた金属の表面が削れることで、このお手入れにより、その製品がピカピカになるというお手入れです。
素材によっては、手作り結婚指輪でもこのお手入れがおすすめとなる場合もありますが、この研磨剤を使ったお手入れはNGとなる指輪も少なくありません。
その指輪の表面にメッキ加工などがされている指輪の場合、研磨剤をつけて磨いてしまうと、その結婚指輪の表面をカバーしていたメッキがはがれ、色合いが大きく変わってしまうことも多いのです。
また、宝石がついているデザインの指輪の場合、研磨剤で磨いても大丈夫なのはダイヤモンドだけとなり、それ以外の宝石はNGとなります。
このような気をつけたいお手入れもありますから、お手入れの方法をよく確認し、適切なメンテナンスを行うことで、指輪をきれいに保ってくださいね。
不安な場合は自分の作った工房や、手作り指輪のお店でのメンテナンスもおすすめです。